会長挨拶

第39回日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会
会長 森田 明理(名古屋市立大学大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科学)

「Multidisciplinary Approach for Skin Cancer」をテーマに、第39回日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会を開催いたします。会場は、名古屋国際会議場での開催予定です。5月8日からのコロナ感染対策の対応はかわりましたが、感染状況はまだ予測がつきませんので、現地に集まっていただけるような準備とさらに、ご都合や遠方で参加できない皆様のためにも、一般演題以外の多くはWeb配信も予定しております(ハイブリッド開催)。このような状況のため、懇親会の予定はせず、その分、学会の内容を非常に濃密にすることと、若手の交流をすすめるため、中堅2名が組となり、複数名の若手を連れて語らう「Young Collegiality Night(前登録が必要)」を予定しております。

さて、テーマである「Multidisciplinary Approach for Skin Cancer」は、連携治療アプローチであり、今回は、多面的な角度から皮膚悪性腫瘍をみることができるように、私、事務局長の加藤裕史准教授、実行委員長の中村元樹准教授とともに、それぞれの得意分野を総合して、今現在考えられるすべてのアプローチを盛り込みました。

「Multidisciplinary Approach for Skin Cancer」を具体化するため、3つの特別講演、7つの教育講演、6つのシンポジウム+3つのスポンサードシンポジウム(レクチャー)、3つのハンズオン+3つのスポンサードハンズオン、4つのワークショップ、CPCを用意しました。

特に、特別講演では、制御性T細胞を発見した大阪大学免疫学フロンティア研究センター実験免疫学教授の坂口志文先生からご講演をいただき、名古屋市立大学医学研究科免疫学教授の山崎小百合先生には、最新の話題となる頭頸部がんのユニークな腫瘍微小環境、さらに、抗 CCR4抗体モガリズマブの開発に大きく関わった名古屋大学 大学院医学系研究科分子細胞免疫学 特任教授の石田高司先生からお話をいただいます。最先端、そして最新の内容をうかがえると思います。
また、例年どおり、多くの会社から共催セミナーの申し込みもあり、専門性の高いお話しをうかがえると思います。

このように、非常に盛りだくさんな内容で、多くの皆さんに有意義な学会になることを願っております。是非、多くの皆様のご参加よろしくお願いします。